
エンジンパフォーマンスを劇的に向上させる – 「ターボ・キャタライザー for R56/R60」
そもそもキャタライザーとは? キャタライザーの英語は「Catalyzer」と言い、和訳すと「触媒」になります。 簡単に言うと、キャタライザーはエンジンからの排気ガスに含まれる有害成分を酸化・還元して無害にする役割を担う浄化装置です。 代表的な有害成分はPM(粒子状物質)やCO(一酸化炭素)、NOx(窒素酸化物)、HC(炭化水素)があり、キャタライザーはそれらを化学変化させ、H2O(水)やCO2(二酸化炭素)などの無害な物質に変換させることができます。 なぜキャタライザーを交換するのか? キャタライザーの内部はハニカム構造になっており、その隙間(目とも言います)の中に排気を通し、浄化していく構造になっています。当然隙間が細かければ細かいほど、浄化性能は上がりますがエンジンのパフォーマンスに影響する排気効率は悪くなります。 ハニカムの目が大きいキャタライザーに交換することによって、排気効率を改善させ(いわゆる「抜けをよくする」)、エンジンのパフォーマンス向上を図れます。 同じ理由でマフラー交換をする方もいますが、キャタライザーは位置的にマフラーの上流にいるため、交換したマフラーの効率を最大限に発揮したいであれば、キャタライザーも同時に交換することをおすすめします。 「ターボ・キャタライザー for R56/R60」の特徴 ・保安基準対応(排出ガス検査証明書付属) 環境規制が厳しくなっている昨今、排気ガスを環境に無害な物質にできるキャタライザーの装着はスタンダードに定着しています。 当然カスタマイズを目的とするために交換したキャタライザーであっても浄化能力は求められます。 「ターボ・キャタライザー for R56/R60」は厳しい排気ガス試験にクリアし、その証明として、販売する一台一台それぞれの車両に紐づいた「排出ガス検査証明書」が付属されます。 ・劇的にパフォーマンスを向上させる 「ターボ・キャタライザー for R56/R60」は、国産メタル素材の大径200 cpisを採用しています。 内部のハニカム構造を最適化することによって、保安基準に適合する排ガス規定値の達成と排圧を最小限に抑えたスムーズな流れを両立させることに成功しました。 これにより、吸排気系やDMEのリマップ等を行わない状態でもエンジンのパフォーマンスアップが可能になります。 ・ラムダ・コントロール・センサー New MINIでは自己診断機能により、社外品のキャタライザーを交換するとエンジンチェックランプが点灯してしまいます。 それは往々にして本当のトラブルではなく、キャタライザー交換によりセンサーが規定と異なる排気の流れを検出し、その回数を積み重ねた結果として点灯するという自己診断の仕組みによるものです。 「ターボ・キャタライザー for R56/R60」はそういった点灯をできるだけ避けるべく、キャタライザー内の酸素充填量の算出に使用される下流センサーの値だけを適正に補正し、自己診断機能におけるチェックランプの点灯確率を大幅に減少できる「ラムダ・コントロール・センサー」を付属しています。 コンパクトな中に技術を凝縮し、エンジン本来のポテンシャルを引き出すジオミックの自信作「ターボ・キャタライザー for R56/R60」、New MINIの走りをもっと良くしたいとお考えの方には是非おすすめします! お近くのジオミックお取り扱い店もしくは弊社ホームページからお買い求めいただけますので、お気軽にお問い合わせください。 製品情報 【製品名】ターボ・キャタライザー for R56/R60 【価格】¥154,000(税込) 【製品ページ】https://giomic.com/archives/product/turbo-catalyzer-r56-r60/ 【取り付け時間】取り付けには約120分を要しますが、車両の状態や装備品の使用により異なる場合があります。 ...

販売終了のお知らせ
下記製品につきまして、現在庫をもって販売終了させていただくことになりましたので、ご案内いたします。 長らくご愛顧いただき、誠にありがとうございました。 今後も皆さまのご要望にお応えすべく、より良い製品の充実に努めて参りたいと存じます。 引き続き、倍旧のご厚情を賜りたく、お願い申し上げます。 【製品名】 パフォーマンス・タワーバー for R56 【製品コード】33102 【製品ページ】https://giomic.com/archives/product/performance-towerbar-r56/ 【製品名】 パフォーマンス・エア・フィルター for R56/R60 【製品コード】43101 【製品ページ】https://giomic.com/archives/product/performance-airfilter-r56/ 在庫状況につきましては、お気軽にお問い合わせくださいませ。 ...

適合追加のお知らせ
下記製品に適合が追加となりましたので、ご案内いたします。 【製品名】ステンレス・エグゾースト・サイレンサー for F56S(MT/AT) 【製品コード】44231 【現行型式】DBA-XM20 (2014年4月~) 【追加型式】CBA-XR20M (2018年5月~) 3BA-XR20MW(2020年10月~) 【認証】JQR 【製品ページ】ステンレス・エグゾースト・サイレンサー for F56S(MT/AT) New MINIだけのワンメイクレース“MINI CHALLENGE JAPAN”にて、「Cooper Sクラス」でも認定され多くのチーム参加者に使用されている「ステンレス・エグゾースト・サイレンサー」は、お近くのジオミックお取り扱い店もしくは弊社ホームページから購入いただけますので、お気軽にお問い合わせください。 ...

【製品情報】F54・F60用の追加メーター・ホルダー、まもなくリリースです…
お待たせしました…もう少しで完成です ジオミックでも人気の追加メーター装着製品シリーズ「センター・メーター・ホルダー」に、ご要望の多かったF54・F60用をラインナップするべく開発を進めておりましたが、ようやく完成の目処が立って参りました。F54・F60オーナーの皆さまには、長らくお待たせしてしまい申し訳ございませんでした。 一見すると従来のF56用がF54にフィッティングする形状(それもそのはず純正カバーの品番が同じ全くの同パーツ)なのですが、ダッシュボードの形状がカバー周りで微妙に異なり残念ながら互換性はありませんでした・・・ ということで、ラインナップするには新規で型から起こさなくていけないことが決定。形状確認の為の車両手配から始まりマスター製作を経て、ようやく生産型が完成するところまで来ました。 F54に装着したイメージがこちらです。普段からの見慣れた位置に見慣れた子が居てくれる安心感があるのは私たちでしょうか(笑 当社では、アナログメーターは針の移動距離と移動スピードがわかりやすい「圧力計」の装着を推奨していますのでサンプルイメージの定番はブースト計です。 こんな感じで、ピョコッと顔出しスタイルでドライバーを迎えてくれます。 そして、タイトルにもあるとおりF60用もラインナップするべく開発を進めています。こちらは以前の記事(参考:【製品情報】F60用の追加メーターホルダーを開発中)でも開発の状況をご紹介していましたが、その後は試作しては調整を繰り返して、ようやく生産型が完成しました。そのテスト用ピースで先日トリム位置の最終確認を行いました。 ダッシュボードの形状と製品取り付けの都合でF60用では従来の落とし込みタイプのデザインからオーバラップタイプのデザインに変更しています。 運転席からの眺めはこんな感じで、F54用と同様ドライバーをお迎えしてくれるのでやる気も漲ります。 正式リリースはF54用から 各製品の表面仕上げは、ダッシュボードに違和感なく収まる「シボ調(F54用サンプル画像参照)」とスポーティな「マットグレー(F60用サンプル画像参照)」の2種類を用意。お好みに合わせてお選びいただけます。 なお、製品の正式リリースはF54用が12月中旬に決定。F60用が遅れて1月下旬頃を予定しています。我こそは初回ロットを!と言うお待ちかねな方は、当社製品の取扱店までお気軽にご相談ください。 製品情報 【商品名】センター・メーター・ホルダー for F54 【商品コード】32605(マットグレー)/32606(シボ調) 【適合】F54全車 【希望小売価格】¥18,000(税別) 【リリース日】2020年12月中旬 【商品名】センター・メーター・ホルダー for F60 【商品コード】32607(マットグレー)/32608(シボ調) 【適合】F60全車 【希望小売価格】¥20,000(税別) 【リリース日】2021年1月下旬 LCIモデルの追加メーター用センサーアダプター 追加メーターを装着する際に問題となる各センサー取付けについて、当社ではMINI専用のアダプターとして、ブースト、水温、油温、油圧が加工なしでインストールできる「センサー・アダプター・シリーズ」をラインナップしています。今年のモデルチェンジでエンジン型式の変わったLCIモデル用もラインナップしていますので、お好みのメーターの取付けを実現しています。 ...

再入荷のお知らせ
長期欠品中となっておりましたF56シリーズ用の高機能“鍛造”ホイール「EX02-R」が再入荷しました! 【商品名】EX02-R(17inch) 【規格】17inch×7.5J+40 φ112/5H ハブセントリック 【カラー】フラットブラック 【価格】¥78,000(税別) 【商品ページ】https://www.giomic.com/products-list/wheel/53221/ New MINIだけのワンメイクレース“MINI CHALLENGE JAPAN”にて、今シーズンより新設された「Cooper Sクラス」でも認定され多くのチーム参加者に使用されてる「EX02-R」は、お近くのジオミックお取り扱い店もしくは弊社ホームページから購入いただけますので、お気軽にお問い合わせください。 ...

R56マフラーテスト《アーカイブ記事》
(この記事は2010/3/5 に投稿された記事のアーカイブになります)前より開発を進めてきた“マフラー”ですが、R56クーパーS用の試作品が出来上がり、本日よりストリートテストを開始しました。製作を依頼したのは“R56テストカー”や“ワンオフマフラー”でお世話になっているマフラー職人の森川さんです。いつも無理難題を要求するのですが、毎回想像を上回る程のクオリティーで作って頂けるので、本当に信頼がおける職人さんで個人的にもお気に入りです。 さて、今回製作を頂いた“マフラー”は純正の中間パイプを生かしたまま途中よりカットして取付けを行うという、いわゆる“差し込み式”のものです。これにより“コスト”と“音量”を抑えて“音質”のみを変化させるということが可能となりました。とはいえ、当然、機能パーツとして“排気効率”を重視しての基本設計を行なっておりますので、音質変化だけの“ドレスアップパーツ”とは一線を画する仕上がりとなっております。 主なスペックを簡単お伝えしますと…ノーマルの中間パイプとのマッチングを考え、メインパイプ径は60パイに設定。“サイレンサー”に向けて手曲げによる美しいラインを描きながらY字型に2本に分かれ、その部分より50パイへと絞られています。また“サイレンサー”内部は、別れた2本ともが並列に抜ける“ストレート構造”を採用しており、全体をとおして“排気干渉”や“排気抵抗”を考慮しての設計となっています。ちなみに“サイレンサー部”も全て職人による手作りで製作されている為“サイズ”及び“形状”から“消音材”にも拘り完成しました。 素材は“マフラーステー”及び“サイレンサー”を含む全ての部分に“チタン”を採用し、重量を純正マフラーの3分の1程度に抑えることに成功しました。また、出口部分のは贅沢にも“カーボン素材”の巻きつけを行い、迫力と共にルックスの渋さを表現しました。さらに、この出口部分には“スライド構造”を採用しておりますので、お好みに応じて“バンパー”からの出具合をユーザー様でも簡単に調整して頂けます。 そして、皆様が最も気になるであろう“サウンド”については、アイドリング時はマフラー交換をしたことさえ気付かれない程の“音量”ですが“音質”はしっかりと調律され、不快なパルス音やこもり音もなくノーマルより少し低音が強調された感じとなります。そして、エンジン回転をあげて“ブースト”が立ち上がると音質は変化し、『パァァーン』といった乾いた排気音を上手く表現出来たと自負しております。 商品としてリリースするまでには、まだまだ検討しなくてはいけない要素や試してみたい事が山積しておりますが、妥協することなく着実に仕上げを行いたいと思いますので、ご期待下さい!! ...

スタビライザー機能《アーカイブ記事》
(この記事は2010/3/5 に投稿された記事のアーカイブになります)ロールセンター補正についてのブログを書いてから、ジオメトリー補正についてのご質問を多く頂いております。サスペンションジオメトリーを“知っている”のと“知らない”とでは施すセットアップも変わってきますので基本に忠実にした考え方でバランス良くチューニングを行えればと思います。 さて、こちらの商品もジオメトリーを考える上では外せない“スタビライザーリンク”の位置補正パーツ『GIOMIC アジャスタブルスタビロッド』です。このアイテムも、やはり“ローダウン”を行った際には非常に重要な役割を果たしてまいります。 具体的な効果の説明の前に、まずは“スタビライザー”の機能について説明をしたいと思います。“スタビライザー”とは…BMW MINIでは、純正状態でフロント及びリアに取り付けられているもので、サスペンションがストロークする際の“左右差”を“ロッド”の捻じれにより抑制し、ロールを抑える目的をもっています。別名“アンチロールバー”といわれるもこのためです。この機能のキモは『“左右差”が発生した場合』ということになりますので、直進状態や段差を乗り越えた際などの“左右同方向”へのストロークに対しては本来機能することはありません。その為、バネレートに頼らずロール抑制が出来るので、乗り心地を犠牲することなくハンドリングの向上を図ることが出来るというとても優れた機構なんです。 そして、上記内容を踏まえて“ローダウン”した際にはどのような影響が出るかを説明いたしますと… “スタビライザー”は、その機能を発揮するようにロッドの回転中心に対しての直線状に“スタビエンド”があり“左右のサスペンション”に対して“スタビライザーリンク”を介して取り付けられています。この位置関係は、メーカーが設定する初期のサスペンション状態、すなわちノーマル車高を前提に機能するように“リンク長”が設定されていますので、“ローダウン”を行った際“スタビエンド”は押し上げられた状態となり、ストローク限界位置まで達した場合はボディ側の軸受けを支点にボディを持ち上げようと作用してしまうのです。このような状態となってしまえば本来の“左右差”を抑制する目的は果たせなくなるばかりか“乗り心地”も“運動性の性能”も犠牲となってしまいます。 そこで今回ご紹介した『GIOMIC アジャスタブルスタビロッド』の出番です。“純正スタビライザーリンク”との交換だけで、基本設計に忠実な、しなやかで上質なフットワークを手に入れることが可能となるのです。 本体は“ローダウンレベル”に応じて、取り付けた状態より“スタビエンド”を適正な位置に補正可能な“ターンバックル方式”(最大で35mmの調整幅)を採用しています。また“ボールジョイント部”は、従来にあるような“ピロ”や“エルボール”を使用するのではなく“アルミ鍛造ケース”を新設計。従来品では不可能な程の“作動角”は、純正と同等を誇り、軽量且つ高剛性に加え高耐久性を実現しました。また、ケース内には“有機モリブデン系グリス”封入ですので、長年の使用でも異音などの問題は皆無です。 “ローダウン”を行ってから、わだちなどでハンドルが取られたりゴツゴツとした印象の乗り味になってしまったという方は、是非お試しくださいね。 *GIOMIC製 アジャスタブルスタビロッド Ft&Rr R50及びR56シリーズ対応 各40,950円(Taxin) *参考取付時間 各約1時間(調整含む) ...

LSDセットアップ《アーカイブ記事》
(この記事は2010/2/17 に投稿された記事のアーカイブになります)14日の日曜日より、サーキット走行を楽しまれているS様のR53をお預かりし『OS技研製クラッチシステム』と『OS技研製ハイパーLSD』のセットアップを行っています。実はS様、以前はペッパーホワイトカラーのR53のAT車にお乗りでしたが、サーキット走行にすっかりと魅了され、更なるタイムアップを目指して現在のR53ペッパーホワイトのMT車へと乗り換えを行ったという“ツワモノ”です。 MT車に乗り換え直後より“クラッチシステム”と“LSD”の装着を検討されておりましたが、弊社の“グランドオープン祝い”という粋な計らいでこの度ご注文を頂きました。 『OS技研製クラッチシステム』は弊社のR53及びR56テストカーにもセットアップを行ない、私も気に入って使用している信頼の製品。軽量フライホイールまでセットされたシステムは、エンジン伝達ロスを極力なくし、動力をしっかりとミッションへと繋げます。サーキット走行でも“シフト”する楽しさを本当に感じさせてくれる素晴らしいアイテムです。また『OS製ハイパーLSD』は、弊社でもテストを繰り返し行ったタイムアップには欠かせないLSD。LSD装着によるいわゆる“バキバキ音”などの不快感は一切なく、ストリート走行でも安心してご使用いただけます。 S様、作業は順調に進んでおりますので金曜日のご納車をお楽しみに。そして目標の2秒台、期待しておりますよ!! *OS技研製 ハイパークラッチシステム R53用 ¥155,400(Taxin) *OS技研製 ハイパーLSD R53用 ¥168,000(Taxin) ...

バンプステア《アーカイブ記事》
(この記事は2010/2/16 に投稿された記事のアーカイブになります)先日のブログで“ロールセンター”についてのお話しを書きましたが、“ローダウン”による弊害は、実はそれだけではありません。まず、皆様には“ローダウン”した状態でのサスペンションを想像して頂きたいのですが…とは言ってもなかなかイメージがつきにくいと思いますので、このように考えてみてください。 『“ローダウン”を行った場合…“ボディ”が“路面”に近づくのではなく“タイヤ”が“ボディ”に近づく』という“車体を中心”とした場合の考え方です。サスペンション理論を理解する上では、こちらの方が比較的イメージしやすいと思います。 では、あらためて“ローダウン”により“サスペンション”としてはどのような事が起きているか…これを“車両中心の考え方”から見ていくと、車体側にマウントされた部分(MINIのようなストラット方式の場合は、ストラットアッパーマウント、ロアアームのボディ側マウント)を支点として、スイングアーム側にマウントされている部分が上方へと移動してしまいます。つまり、タイヤホイールはもとより“スタビライザーリンク”“タイロッドエンド”など付随する全てのものが既定の位置よりも上方へと移動している状態ということになります。 このような状況下では純正の規定値を外れたアーム角等により、先日の“ロールセンターの狂い”のほか“スタビライザー機能の規制”や“極端なバンプステアの発生”などの症状が発生してしまいます。これらが“ローダウン”により想定される、更なる弊害ということはご理解いただけるでしょうか。 また、それぞれの弊害に対する処方についてですが“ロールセンターの狂い”は、先日ブログにも書いたとおり現在パーツ開発を進めており具体的な構造については商品リリースの際にあらためてお伝えしようと思います。また“スタビライザー機能の規制”については既に『GIOMICアジャスタブルスタビロッド』という商品名で対策部品をリリースをしておりますので是非そちらを参考にしていただき、今回は“極端なバンプステアの発生”についての説明をしようと思います。 さて、写真はR56シリーズ純正の“タイロッドエンド”です。ナックルアームと結ばれてステアリングギアボックスの収縮動作により転舵操作を行うものですが、これらも“ローダウン”によって同様に規定の位置より上方へと移動してしまいます。そして、このズレが先程書きましたいわゆる“極端なバンプステア”が発生する原因となっています。 そもそも“バンプステア”とは何なのかと申しますと、サスペンションが“バンプストローク(縮み)”する際に、ナックルアームと結ばれた“タイロッド”と“ロアアーム”の位置及び角度の関係により発生する“トー角”の変化を表します。簡単に説明するとサスペンションがストローク運動を行う際にドライバーの意思とは別に、個別にタイヤが左右に切れてしまう現象という事です。 ラジコンを作ったことのある方は想像出来ると思いますが、サスペンションというものは一般的には“上下運動”のように見えますが、アーム単体の運動で見ると車体側を支点とした“円弧運動”を行っています。皆様はとても大きな円弧運動の一部を“サスペンションストローク”としての上下運動を目にしているだけになるのです。 この理屈をもとに“バンプステア”の現象を説明しますと、支点である“ステアリングギアボックス”から伸びた“タイロッド”が、1G状態で仮に“水平”であった場合の“トー角”が“+-ゼロ”だとすると“転舵回転中心軸”(いわゆる“キングピン”)より後方で転舵操作を行うBMW MINIは“バンプストローク(縮み)”する際(“車両中心”の考え方でいうところの上方向への移動)円弧運動により“ナックルアーム”を引張っる方向へ力が働き“ゼロ”であった“トー角”が“アウト方向”へ向くという事になります。さらに、これをステアリングを切り込みロールしながらのコーナーリングの動きとして考えると、ドライバーが一生懸命ステアリングをコーナーのインに切り込んでいるのにも関わらず、車体アウト側のタイヤは“タイロッド”に“ナックルアーム”が引張られている状態となり、タイヤはコーナーの外側を向いてしまうといった現象が起きているともいえるのです。 もちろん自動車メーカーは、この現象を考慮しサスペンションの基本設計を行っておりますので、この特性を逆に生かし一定以上のストロークがあった際には“アンダー傾向”になるよう車両に“安定性”を持たせているといえる部分もあります。しかし、それはあくまで“標準車高”での話であり“ローダウン”を行った際には、やはり全く別物の問題として考える必要があると私は考えます。先程“タイロッド”が『仮に“水平”であった場合…』と書きましたが、ローダウンを行った場合の“タイロッド”の角度はまさに“水平”に近い位置まで移動してしまいます。そのような状態であれば、サスペンションの動きとしても当初に書いたとおり“極端なバンプステアの発生”を危惧しなくてはいけません。 では、その対処法は…という話ですが基本的な考え方は“ロールセンター補正”と同様でマウント位置を補正することにより解消出来ます。“ローダウン状態”であっても“純正同等”のジオメトリーを再現すれば良いということになりますが、それには“タイロッドエンド”そのものを設計するという大がかりな開発を要することが事実です。しかし、すべてのバランスが保ててこそ、基本設計の高いBMW MINIの走行性能が発揮できると考えておりますので“ロールセンター補正”に続いて“バンプステア補正”についても併せて開発をスタートいたしました。どちらも構造上簡単に作る方法はありませんが、一歩一歩の検証を繰り返しながら素晴らしい製品に仕上げたいと考えています。 *GIOMIC製アジャスタブルスタビロッド R50シリーズ及びR56シリーズ Ft用・Rr用 各40,950円(Taxin) *参考取付時間 各約1時間 ...

EXCALIBUR《アーカイブ記事》
(この記事は2010/2/10 に投稿された記事のアーカイブになります)高機能アルミホイール『EXCALIBUR(エクスカリバー)』の図面上での打合せもいよいよ最終章。デザイン性も重要ですが、今回の開発コンセプトはあくまで“機能パーツとしてのアルミホイール”ですので、軽量と高剛性の両立に向けての各部ブラッシュアップは“ミリ”及び“グラム”単位で行っています。機能を追求するからこそ生まれる“理屈のあるデザイン”は、真の“機能美”ともいえるもので、ディスク面、リム形状からスポーク形状に至るまで、全てに拘り図面に落とし込みました。 スペック面ではBMW MINI専用という事で17インチ及び18インチの7.5Jを設定。インセットはともに+40とし、R50及びR56の両シリーズにおいてローダウンを前提とした仕様で設計しております。もちろん『JWL強度試験』も実施しますので保安基準適合品となります。 そして現在、頭を悩ませているのがホイールのカラーバリエーション。写真にあるのは、製造元にて準備をいただきましたいわゆる“カラーサンプル”です。ブレーキダストなどの事情を考え“マットブラック”は決まりなのですが、一般的なシルバー色について当初は“塗装”を予定しておりました。しかし、今回の開発コンセプトと製造工程(先日のブログでもご紹介しましたが、鍛造アルミディッシュからの削り出し)を考えると、塗装のシルバーと“削り面”を生かしてのアルミ本来の“素材色”とのコーディネートが最も適しているように思えます。 それを実現するためには、出来上がったホイールを一度シルバー色にて丸々塗装を行った後に、再度工作機にて2mm程の面取りを行うという実質“ニ度手間”となりますが、工作機が削り出した鍛造アルミの美しい削りの風合いと塗装面のコントラストにより一段とクオリティが増して見えることは想像するに容易です。無論コストの問題もありますが、そこはやはり機能美が追求出来ればと考えております。 理論と技術が融合した高機能アルミホイール『EXCALIBUR』の発表にご期待ください。 ...

ロールセンター補正《アーカイブ記事》
(この記事は2010/2/9 に投稿された記事のアーカイブになります)昨年からのテスト走行時にしばしば問題視していた“ローダウン”における“ロールセンター”の影響。R50シリーズについてはボールジョイントの取付けを“アダプター”で変更することにより補正が可能でしたが、R56シリーズについては構造上“ボールジョイントと取付ブラケット一体式”で作る必要があり、開発コスト面等の問題により、正直、目をつむっていました。 しかし、問題と解決策が分かっていながらもそのまま放置するという事は残念であるとともに、テストを行っている以上“何とかしたい”という強い思いにより、この度、R56シリーズ(JCWを含む)待望の“ロールセンターアジャスター”の開発をスタートさせました。 まずはロールセンターについて、以前にも書きましたが再度おさらいです。 ロールセンターとは…クルマのロールする際の支点となる“仮想上の瞬間軸”のことで、サスペンションリンク形態と角度の組み合わせによる車輪運動の中心点とタイヤの接地点により求められます。 では、これがチューニングにおいてどのように関係するかといえば、皆さんの多くも行っていると思われる“ローダウン”を施した際に非常に重要なかかわりを持ってきます。そもそも“ローダウン”を行う目的としては「車高を下げてカッコ良くしたい」「車高を下げてレーシングカーのように速く走りたい」など様々なニーズがあると思います。純粋に考えると車高を下げた場合、見た目のフォルムも美しくなり、重心位置が下がるので運動性能が上がり一見デメリットはあまりないように思われがちです。しかし、実際には“ロールセンター”が重心以上に下がってしまっている状態で、振り子(重心)と支点(ロールセンター)でいうところの距離は、ノーマル状態以上に広がってしまい不安定な挙動の原因となっているのが事実です。 自動車メーカーがサスペンションを設計するうえでは“標準車高”の状態でクルマの運動性能が最適となるようにリンク類の位置関係をピンポイントで設定しているため、単純に車高を下げた場合、それらは著しく変化してしまい密接な関係にある“ロールセンター”に大きな影響を与え、前記のような現象を引き起こしているのです。 また、リンクレイアウトが変化し1G状態にてアームが外上がりとなった場合には、クルマを“ロールさせようとする力”が一気に増えるため、それを押さえる方法として過剰なレートのスプリング等でサスペンションを固めるほかありません。実際、ローダウンスプリングをはじめとする商品は構造上のこともありますが、バネレートアップを行っているものが殆どです。皆様もご想像のとおり、必要以上にハイレートなスプリングの使用は“ストリートでは不快感を…”“サーキット走行においてはピーキーな挙動など…”様々な影響をもたらします。 これが“ローダウン”というチューニングによって“手に入れたスタイル”の弊害で、いわゆるチューニングにより“失う”ものとなります。 そして…この“失う”問題についての解決策として考えられたのが、この度開発を行う“ロールセンターを適正に補正”することを目的としたチューニングアイテム“ロールセンターアジャスター”ということになります。 先日、弊社では開発のスタートにあたりR56のノーマル車両を用いて、通常のローダウンの際にどの程度の“補正が必要”且つ、物理的にどの程度の“補正が可能”であるかのデータをまとめました。その手法及び数値目標については、ここでは伏せさせていただきますが、補正効果として非常に期待のもてる設計が可能でるという事が明らかになりました。 また、R56シリーズ(JCWを含む)の場合は“取付けブラケット一体式”での製作を行う都合上、併せて“ローダウンにおけるサスペンションジオメトリーの変更”も視野に入れての設計が可能となります。具体的にはハンドリングに大きな影響を与える“キャンバー角”及び“キャスター角”の設定変更です。この基準角の設定変更によりローダウンにより著しく狂ったサスペンションジオメトリーも適正に補正することができ、装着後は見違えるような効果が期待できるといえます。 発売までには今後多くの開発時間を要しますが、必ず皆様にご満足いただける商品であると確信しておりますので、妥協せず、製品クオリティを追求していきたいと考えています。ご期待ください。 ...

GIOMICパフォーマンスブッシュ《アーカイブ記事》
(この記事は2010/1/29 に投稿された記事のアーカイブになります)商号変更に伴い、一時休止しておりました『MINIガーデン』がプロデュースする機能パーツブランド“GIOMIC”(※旧ZEUSパーツ)のWEBサイトがオープンしております。昨年の発売以来の人気商品“GIOMICターボキャタライザー”をはじめ、現在人気急上昇中の“GIOMICアジャスタブルスタビロッド”などの情報もアップされておりますので是非一度ご覧下さいね。しかし正直、もう少し効果や機能が理解しやすいように、イラスト等も利用しながらのバージョンアップの必要性を感じておりますので、早い段階で実現出来るように引き続き進めてまいりますのでご期待下さい。 さて、本日、そんな“GIOMICブランド”でも最近人気の“GIOMICパフォーマンスブッシュ”の取付けを行いましたのでご紹介させて頂きます。 そもそもこの“ブッシュ”ですが、MINIのどの部分に装着するのかというと…サスペンションを構成している部品である“フロントロアアーム”を“メンバー”と固定するために用いられているものとなりますので、取付後は残念ながら外からでは全く確認できない位置になってしまいます。 では、何故そのような部分の部品を交換する必要があるのかという事が皆様の最も気になる部分だと思いますので、簡単に説明を致します。 ストラット方式でロアアームにΓ型(ガンマ型…形がガンマ記号に似ている為にそのように表される)を採用するBMW MINIでは、そのマウントを2点で行っています。一つは今回の“ゴムブッシュ”でもう一つは同じくメンバーへ固定される“ボールジョイント”です。車両をリフトアップし下側から見た場合、ロアアームの前側でマウントしているものが“ボールジョイント”でリア側で固定しているのが“ゴムブッシュ”といった配置になります。 サスペンションが運動する際には、ロアアームのマウントを軸に“上下運動”を行なうのですが、そのマウント精度がしばしば問題視されているのが事実です。特にエンジン動力やブレーキング制動力といった“前後運動”について“ブッシュ”がたわみ、トーイン変化を起こしてしまうのです。これは、ストリート常用域でも起こる症状で、加速時やブレーキング時に一瞬ハンドルが取られるような現象として現れますので、皆様の中にも心当たりのある方もいると思います。この現象が続くことにより、最悪の場合には“ブッシュ”が切れてしまうこともある程で、実はメーカーでの指定交換部品にもなっていす。 これら症状を改善するためには、マウントを強化し動きを規制する必要があるのですが、単純にマウントを固めるだけでは、耐久性やストリート走行における路面ギャップなどでの振動等や異音の原因となりますのであまりお勧めできません。また、先程にも書いたように規制したいのは、あくまでロアアームの“前後運動”に対する部分であり“上下運動”すなわち“ストローク方向”への動きについては、純正以上にスムーズに動かしてあげることが理想です。 そこで、私たちが考えたのが一般的ないわゆる“強化ブッシュ”のようにゴムの硬度を上げて動きを規制するのではなく、構造を変えて動きを規制するというものです。素材やゴムの硬度を変えるわけではないので振動や異音は皆無であるうえ耐久性にも優れ、ストローク時におけるフリクションを減らすことにも成功している為、高機能なサスペンションキット等を装着されている方には特にお勧めです。 装着後は、ハンドリング及びブレーキングでの剛性感が上がり、上質なドライビングフィーリングを得ることが可能となります。一見するとただのゴムの塊のようでもございますが、こうして見えない部分のチューニングこそバランスをとる上で重要なファクターとなると思います。 *GIOMIC製パフォーマンスブッシュ R56シリーズ用・R50シリーズ用 1台分 各14,700円 TAXin *参考取付時間 約4.5時間 ...

“ボディ補強”新時代《アーカイブ記事》
(この記事は2010/1/13 に投稿された記事のアーカイブになります)イベント中も皆様からのお問い合わせが多かった今春リリース予定の『GIOMIC(ジオミック)ルーフサポートバー』。現在、試作品にて取付けクリアランスや意匠のブラッシュアップを行っております。 写真をご覧のとおり、純正のBMWミニのルーフ部分には車両進行方向に向かって左右ヨコ方向に入るブレスが一本もありません。(写真でBピラー付近に見えているのはルーフが垂れるのを防ぐいわゆるリブです。)ハッチバックを採用するBMWミニは、ルーフの面積も通常のセダンより大きと思われますが、このように車両の骨格に上から蓋をするように丸々と開口しています。以前のブログでも書きましたが、ルーフそのものは重心デメリットを抑えるために非常に薄い鉄板で作られており、例えるならば、箱を“コの字型”にして開口部を上に向け、そこにサランラップを巻いた感じの構造ともいえます。 ストラットの取付け部分を補強する“ストラットタワーバー”やフロアのねじれやメンバーからの入力を規制する“アンダーフロアバー”、R52で採用されていた“ダイヤゴナルロッド”など…様々な理論で形となり各社より商品化がされていますが、いわゆるこれら補強パーツ商品達は、この『GIOMIC(ジオミック)ルーフサポートバー』の登場でいよいよ新時代を迎えます。 機能効果は昨年行われた『筑波スーパーバトル』でも発揮して、最終コーナーでのボディのねじれが原因のバウンドを見事に規制してみせました。本体はオールアルミ製ですので重心バランスの変化は心配なし。取付けは、万一の際にはお客様でも5分で脱着可能な加工の必要のない“完全ボルトオン設計”を目指しています。是非、ご期待くださいね!! ...

高性能アルミホイール《アーカイブ記事》
(この記事は2010/1/20 に投稿された記事のアーカイブになります)昨年末に行われた『筑波スーパーバトル』のセットダウンより展示車両としての出番が多く、暫く手つかずとなっているR56テストカーですが、2月からの本格的なテストに向けて机上で進められる部分は地道に進めております。昨年は足回りを中心にデータ取りを行ってまいりましたが、今年はエンジン回りもしっかりとしたデータ取りを行い、今後の商品開発に生かしていこうと思います。 さて、昨日はテストカー用に開発を進めておりますサーキットスペック鍛造アルミホイール“Excalibur(エクスカリバー)”の図面が出来上がってまいりましたので確認の為の打合せを行いました。 単純にアルミホイールといっても『アルミ合金』を使用しているという事だけで、素材や製法は各社それぞれの理論により様々な製品として発売されています。その素材にも大きく分けて“展伸材”と“鋳造材”の2種類があり、さらに“展伸材”の中でもJIS(日本工業規格)では、Aという材料記号の次にそれぞれの組成について4ケタの数字がふられて表示されています。よく耳にする『アルミの何番シリーズ』といったのがソレにあたりますが、それぞれ製品の使用用途や加工方法に応じて採用するアルミ合金の素材が分かれています。 自動車用ホイールという用途を考えると、固く強い素材が適しているような気もしますが、一概にそうでもなく、純粋に固いものだと道路にある縁石やキャッツアイにヒットした際に割れてしまったり、重量増の原因になったりもします。また、加工も困難になり製造コストも当然ながら上がってしまいます。最近では加工機械の技術進歩の恩恵もあり、複雑なデザインのものでも製造が可能になりましたが、ひと昔前では凝った“デザイン性の強いもの”は苦手とされてきました。 このようなメリットとデメリットをそれぞれ“良いところ取り”するのが、加工を行う工場の技術であり開発の力量です。これらを加味し、今回は富山県にある日本の鍛造アルミホイール製造の総本山である『TAN-EI-SYA様』にご協力を頂き“Excalibur(エクスカリバー)”の製造を行って頂くこととなりました。 まず、肝心の素材は“A6061”という飛行機や自動車でも幅広く採用されている軽量で強度のあるものを採用します。素材そのものの強度はありますが、先程も述べましたとおり、強い入力が入った際には割れてしまう可能性がありますので“熱処理”を行います。実はこの“熱処理”にも処理条件がいくつかあるのですが、ここでは“T-6”という処理を施します。これは、素材を溶体化処理した後に時効熱処理を施したもので、この工程を行うことにより強度とともに“粘り”が生まれ、アルミホイールとしては最高の素材へと昇華するのです。これこそアルミホイールを製造する際に、最も重要な技術であり他の工場では簡単に真似の出来ない部分といえるでしょう。 また、ディスク面のホイールデザイン部分については、鍛造工程の後に(ディッシュ形状のもの)全てを切削加工により一本一本丁寧に削り出しを行っています。ディッシュ形状からの“削り出し”というのが加工技術及び工作機械の精度の高さを感じますよね。 これら工程を経て作り出される『TAN-EI-SYA様』のアルミホイールは、必要十分な強度とともに驚愕の“軽さ”を兼ね備えています。さらに、特筆すべきはF-1にも採用されるような素晴らしい“ホイールバランス”の精度です。ホイール単体でのバランス調整は必要ないほどで、高速走行時の安定性及び転がりの良さは、クルマのセットアップ精度やドライバーの安心にもつながります。 アルミホイールに求める性能はデザイン性も重要ですが、クルマの『走る・曲がる・止まる』に直結する部分であるがゆえに“機能パーツ”としてもクオリティの高い状態で発表出来るように机上での開発は続いております。 ...
